スプリングバランサー サポートサイト

このたびは、スプリングバランサーをお買い上げいただきまして、 誠にありがとうございます。トラブルを防止し性能 を十分に発揮させるためにも、 取扱説明書をお読みください。

1. 内容物の確認

スプリングバランサー  1台
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2. 型式の確認

ネームプレートから型式を確認してください。

  • 型式を確認したら、該当機種の「取扱説明書」を据え付け前にダウンロードして 必ずお読みください。
    ※「取扱説明書」が同梱されている場合はその取扱説明書を 必ずお読みください。
3. バランサーの設置と落下防止対策

  • 本体を持ち上げ、口の閉じた管にかけます。 この時上フック及びその連結部等が破損した場合の 落下防止対策として補助チェーンまたは、補助ワイヤ をバランサー本体の補助ハンガーに取り付けてください。 補助チェーンまたは、補助ワイヤにはバランサーが自由 に動けるように「タルミ」を設けてください。 ※タルミの範囲は取扱説明書を参照してください。

4. 出荷時の張力設定について

  • 出荷時はバランサー本体の張力がネームプレートに表示
    された荷重の中間に調整されています。 画像ではEWF-22 15kg~22kgの中間荷重=18kg

5. ワークの質量測定

  • お手持ちの質量計等で測定してください。
    ※事前にワーク質量の情報がございましたら不要です。

6. 張力調整

  • ワークをつるす前にワークの質量に合わせた
    張力調整を行います。
  • 調整方法は、「ハンドル式」「ラチェット式」「ウォーム式」があります。

    ENDOのバランサーは全機種、調整部分を「時計回り」 に回すと張力増、「反時計回り」に回すと張力減になります。 容量指示点にワーク質量のゲージ目盛りがくるように張力 調整を行ってください。

    ※軽量タイプにはゲージが搭載されていませんので、ワークを吊る した後に調整してください。

7. ワークを吊るす

  • 必ずワークを持ち上げて、下フックに吊るしてください。
    この時、ワイヤロープを引き出してワークを下フックに かける事はしないでください。
    下フックが手から離れると急速に跳ね上がり危険です。

8. 設置完了

  • ゲージの目盛りが示す荷重値は目安です。
    吊り下げたワークのバランス状態を確認しながら 張力の最終調整を行ってください。 これで設置完了となります。

トラブル対応
注意事項1

安全装置の作動による動作不良

  • 最小設定荷重より張力を弱めると、安全装置が作動し、 ワイヤロープを引き出すことができなくなります。 ゲージにある目盛り以下に張力を弱めないでください。
    ※画像では最小設定荷重15kg以下に弱めてしまっています。
  • この状態を解除するにはスプリング張力を強めていく事で 解除されます。

    注意)必ずワークを吊った状態で行ってください。また、ワークは容量範囲内のものであるか再確認してください。誤った使い方は事故や怪我などの原因となります。

注意事項2

スプリングの巻き締まりによる動作不良

  • 最大設定荷重より張力を強めると、スプリングの 巻かれ過ぎでドラムの回転数が少なくなるため ワイヤロープを全ストローク引き出せなくなります。 ゲージにある目盛り以上に張力を強めないでください。
    ※画像では最大設定荷重22kg以上に強めてしまっています。
  • この状態を戻すには、スプリング張力を弱めていく事で戻ります。

    注意)必ずワークを吊った状態で行ってください。また、ワークは容量範囲内のものであるか再確認してください。誤った使い方は事故や怪我などの原因となります。

張力調整方法